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トランスジェンダーになる原因とは?トランスジェンダーに似た異なるセクシュアリティもご紹介!

トランスジェンダーになる原因とは?トランスジェンダーに似た異なるセクシュアリティもご紹介!

トランスジェンダーとは、生まれてきた時に判断された医学的な身体の性と、自分が自認している心の性が異なる方のことを指します。

トランスジェンダーが登場した当初は、性同一性障害と間違われることが多く、病気の一種だと考えられていました。

そのため、何かしらの要因があってトランスジェンダーになってしまうと考えている方もいるようです。

そこで今回は、トランスジェンダーになってしまう原因について詳しく見ていきましょう。

 

 

トランスジェンダーになる原因

ではここからは、トランスジェンダーになる原因について見ていきましょう。

 

脳の遺伝子に変異が見られたという研究もある

2019年に発表された30人のトランスジェンダーの男女を対象にした研究によると、脳の遺伝子に変異が見られたということが発表されています。

その研究によると、トランスジェンダーの方は脳内のエストロゲン伝達経路に関する19個のDNAが21種類の変異をしていることが分かっています。

哺乳類の心の性別はエストロゲンによって決定されると言われており、その変異によってトランスジェンダーになる可能性もあるようです。

 

トランスジェンダーは性自認の一種である

上記の研究結果を見ると、トランスジェンダーは遺伝的なもので変えられないことのように見えます。

しかし、トランスジェンダーは病気ではなく、性自認の1つです。

つまり、自分で自分の性を決めることができるということです。

そのため、男性であっても自分が性自認を女性にするということは自分の選択ということになります。

 

トランスジェンダーに似たセクシュアリティ

LGBTとは、「レズビアン」「ゲイ」「バイセクシャル」「トランスジェンダー」の4つを指す言葉です。

しかし、この4つ以外にもさまざまなセクシュアリティが用意されています。

そのため、トランスジェンダーだと感じていたとしても、実際には異なる性自認の方が安心できると感じる方もいるようです。

そこでここからは、トランスジェンダーのようなセクシュアリティについて見ていきましょう。

 

クエスチョニング

クエスチョニングとは、自分の性自認が決まっていない方、もしくは性的指向をあえて定めていない方のことを指します。

例えば、身体の性は男性の方の場合、女性的な格好の方が好みだけれども、トランスジェンダーのように自分の性別を変えたいわけではないという方は、クエスチョニングにしているという方もいるようです。

どうしてもトランスジェンダーという言葉はしっくりこないという方は、クエスチョニングを選ぶといいでしょう。

 

Xジェンダー

Xジェンダーとは、男性・女性のいずれにも属さない性自認のことを指します。

そのため、第三の性と言われることもあります。

Xジェンダーには、中性・両性・無性・不定性の4つの分類が行われています。その詳細は以下の通りです。

 

*中性:男性と女性の中間に性別があるという認識

*両性:男性と女性の両方の性を兼ね備えている

*無性:男性・女性のどちらにも当てはまらない

*不定性:自分自身の性自認が流動的な性

 

トランスジェンダーの場合、自分の身体の性とは異なる性が最もしっくりとくると感じている状態のことを指します。

例えば、身体の性は男性だけれども、女性であるという性自認をしており、身体を変更したいという意識もあると言われています。

しかし、トランスジェンダーがしっくりこないという方の場合、Xジェンダーに該当する可能性もあるようです。

自分の性自認がどこにあるのかを考える時には、男性・女性という2つの枠に縛られる必要はありません。

 

クロスドレッサー

クロスドレッサーとは、身体の性と性自認は一致しているけれども、異性の洋服を選ぶことを好む方のことを指します。

たとえば、性自認と身体の性は男性で一致しているけれども、服装やメイクは女性風を好むということです。

クロスドレッサーの方の場合、自分の性自認が異なるという違和感はありませんが、「女性らしさ」「男性らしさ」といった言葉や風潮に違和感を感じることが多いようです。

トランスジェンダーとは少し異なるので、自分の性自認をしっかりと考えてみるといいでしょう。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか?

トランスジェンダーになる原因は、脳の遺伝子によるものだという研究も行われています。

しかし、性自認は自分で自由に選択することができるので、トランスジェンダーは病気でも障害でもありません。

自分はトランスジェンダーかもと思っている方の中には、トランスジェンダーの言葉や意味合いにも少し違和感を感じるという方もいるかもしれません。

そのような方の場合、実は異なる性自認の方がしっくりくるというケースもあります。

男女という2つの性に囚われることなく、自分が最もしっくりくるものを選ぶといいでしょう。