専業主夫になりたい!メリット・デメリット大公開!
昔は、男性が外で働いてお金を稼ぎ、女性は家で家庭を守るという考え方が浸透していました。
しかし、近年は男女平等が大きな声で謳われるようになったことによって、男性の中にも専業主夫になりたいという方が増えています。
ただ、まだまだ人数が少ない分理解も少ないですし、障害も多くあると考えられています。
そこで今回は、専業主夫になりたい方へメリット・デメリットを詳しくご紹介していきましょう。
専業主夫になるメリット
専業主夫になりたいと思いながらも、実際にはどのようなメリットがあるのか理解していないという方もいるでしょう。
そこでここからは、専業主夫になるメリットについて詳しくご紹介していきます。
ストレスを減らすことができる
仕事をしていると、さまざまなストレスを抱えることがあります。
その場合、仕事をやめて専業主夫になることによって、ストレスを軽減することができると言えます。
特に、仕事の人間関係がつらいという方の場合、専業主夫になって自分で誰と付き合うのかを選べる状態にすることによって気持ちが軽くなると感じる方もいるようです。
奥さんのキャリアを支えることができる
近年は、女性を積極的に登用する企業も増えてきています。
そのため、女性でも出世を目指して頑張りたいという方もいます。
女性の方が、仕事ができて上昇志向があるという場合、旦那さんが家事を引き受けるというスタイルもありでしょう。
そうすることによって、仕事をするよりも奥さんを支える方がやりがいを感じるという方もいます。
子どもとの時間を長くすることができる
子育てをしている家庭の場合、仕事をせずに家庭に入ることによって子どもの成長を一番近くで見届けることができます。
子どもが小さい時には子どものお世話で大変な思いをすることもあると思いますが、後になればいい思い出となるでしょう。
その時しかない子どもの姿を見ることができるのは、大きなメリットと言えます。
時間に余裕が生まれる
専業主夫になれば、時間の余裕を作ることができます。
子どもが小さい時には忙しくて、思うように行動できないこともあると思いますが、子どもが成長すると自分の時間を作ることができるようにもなります。
その時間を活用して働いている時にはできなかったことにチャレンジしたり、資格の勉強をすることも可能です。
専業主夫になるデメリット
専業主夫になるのにはメリットとなる部分もありますが、デメリットとなってしまう点も存在します。
そこでここからは、専業主夫になるデメリットについて詳しく見ていきましょう。
給料が発生しない
実際に専業主夫になってみると分かりますが、家事や育児は大変な業務です。
しかし、その対価として給料が発生することはありません。
毎日頑張って家族のために働いているのに、給料が出ないために自分の価値が分からなくなってしまうという方もいるようです。
専業主夫になりたいのであれば、その覚悟を持っておくことも大切です。
社会復帰が難しくなる可能性もある
専業主夫になりたいと考えている方の中には、子どもがある程度大きくなったら社会復帰をしたいと考えている方もいるでしょう。
しかし、専業主夫の期間はキャリアが空白になっているので、なかなか思ったような社会復帰ができなくなる可能性もあります。
まだ日本では専業主夫の存在が広く認められているわけではないので、社会復帰を目指したいと考えている方はその期間に資格をとっておくようにしましょう。
世間体が悪い
日本でも徐々に男女平等が進んできていますが、まだ一般的なことではありません。
古来の日本では男の人が外で働くのが当然という状態になっていたため、まだそのような思いを抱えている方もいるでしょう。
そのため、そのような方からは白い目で見られる可能性もあります。
子どもの中でもこのような話題になるケースがあるので、物心がついたら早めに話しておくといいでしょう。
自由にお金を使えなくなる
専業主夫になるということは、妻が稼いできたお金で生活をするということです。
夫婦の資産は共同のものですが、妻が稼いできたお金だから自分のために使いづらいと感じる方もいるようです。
このような状態にストレスを感じる方もいます。
そのため、専業主夫になっても気軽にできる副業を行っておくといいでしょう。
専業主夫になるためにやるべきこと
専業主夫になりたいと思うのであれば、事前にさまざまな準備をしておくことが重要です。
そこでここからは、専業主夫になるためにやるべきことについて詳しく見ていきましょう。
家族の在り方を話し合っておく
専業主夫になるためには、家族の了承を得ることが重要です。
特に妻の考えをきちんと聞いて、話し合う必要があるでしょう。
女性の方が、給料が高くて安定した収入がある場合、納得してもらいやすいかもしれません。
しかし、あまり収入が高くないケースでは、女性側も家計を支える事に対して負担に感じてしまうこともあるかもしれません。
夫婦の在り方に関わる問題だからこそ、事前に話をしてお互いに納得できる結論を出すようにしましょう。
家計の状況を把握する
専業主夫になったら、家計を管理する必要があります。
そのため、まずは現状の家計の状況を把握しておくことが大切です。
専業主夫になれば働かずに自由に過ごせると思う方もいると思いますが、一馬力になって余裕があるというケースはほとんどありません。
専業主夫になる以上、無駄な出費はできるだけ控えないといけないので、現状を把握してやりくりする方法を考えておきましょう。
家事の勉強をする
専業主夫になると、家の中の家事を担当しなければいけません。
そのため、専業主夫になるためにはある程度家事ができるような状態にしておく必要があるでしょう。
もちろん専業主夫になって行うことによって徐々にスキルは上がってくると思いますが、最低限のスキルもない状態で専業主夫になりたいといっても、妻からの了承が得られないことも考えられます。
時間を管理する方法を覚えておく
働いている時には出社時間や退社時間が定められているので、その時間に合わせて動くことができます。
しかし、専業主夫になると自分で時間管理をしてタスクをこなさなければいけません。
何も考えずに過ごしていると、何もできないまま1日が終わってしまうことも考えられます。
その上、専業主夫になると仕事をしている妻や子どもの時間に合わせて、より効率よく作業をすることが必要となるので、その方法を身につけておいた方がよいでしょう。
自分のキャリアのことを考えておく
専業主夫になると、そこで自分のキャリアは一度ストップしてしまうことになります。
専業主夫をしている間は白紙となってしまうので、今後自分はどのように生きたいのかをしっかりと考えておくことも重要です。
また社会復帰をしたいと思っている方は、そのための準備も進めておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
時代の変化と共に、専業主夫を選ぶ男性も徐々に増えてきています。
専業主夫になることによって、働いている時とは違う視点でさまざまな物事を見れるのはメリットと言えるでしょう。
しかし、まだまだ社会的な認知が少ない分、デメリットとなる部分もあります。
自分の人生と家族のことを考えて、全員に最適な方法を考えておくといいでしょう。