Go Toトラベルキャンペーンの対象者や旅行商品 徹底解説!!
旅行代金の35%と旅行先で使える地域共通クーポン15%の最大50%の支援が受けられるGo To トラベルキャンペーン。
その内容は非常に魅力的なものですが、その対象者や期間、また還付申請の方法などわかりづらいと感じている方も多いのではないでしょうか。
実際にGo Toトラベルキャンペーンを担当している観光庁のホームページを見ても欲しい情報がどこにあるのか探すのに一苦労でした。そこでこの記事では観光庁の資料を参考にGo Toトラベルキャンペーンの概要について詳しくまとめていきます。
どのサイトよりもわかりやすい解説でお届けいたしますのでぜひ見ていってください。
- Go Toトラベルキャンペーンの対象者や旅行商品 徹底解説!!
Go Toトラベルキャンペーンとは
Go Toトラベルキャンペーンとは新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ経済を活性化させるために国が行う観光支援策です。
第一弾と第二弾でキャンペーン内容が異なっており、第一弾は2020年7月22日~9月30日までの旅行が対象となり、旅行代金の35%を支援するというものでしたが、2020年10月1日から始まる第二弾では旅行代金の35%に加えて地域共通クーポン15%が支援され、最大で50%の支援が受けられます。
2020年10月1日から始まる第二弾のGo Toトラベルキャンペーンについて解説すると、例えば1名1泊につき20,000円の旅行に申し込みを行った場合には、その35%に当たる7,000円が支援され、実際の支払い金額は13,000円となります。またこれに加えて20,000円の15%に当たる3,000円分の地域共通クーポンが支援されます。
ただし、1名1泊あたりに支援される金額の上限は20,000円までとなっています。日帰り旅行の場合には10,000円です。そのため支援上限金額を受け取るには1泊旅行で40,000円、日帰り旅行で20,000円となります。
Go Toトラベルキャンペーンの対象者
Go Toトラベルキャンペーンの対象者は日本国内に在住している全ての人です。
日本国内居住者であれば在住外国人も対象となります。ただし、訪日外国人旅行者は対象外です。
2020年7月22日~9月30日に行われた第一弾では新型コロナウイルスの影響で東京が除外されていましたが、2020年10月1日から始まる第二弾では東京も対象となることが発表されています。
Go Toトラベルキャンペーンの対象となる旅行商品は?
Go Toトラベルキャンペーンの対象となっている旅行商品は3つあります。
しかしGo Toトラベルキャンペーンの情報登録承認を行った宿泊事業者でなければ対象にならないので注意してください。
☑️宿泊+交通機関等のセットプラン
☑️宿泊、日帰り旅行
☑️宿泊に準ずるもの
宿泊+交通機関等のセットプラン
旅行代理店・予約サイト経由または宿泊施設に直接、宿泊に加えて航空、鉄道、バスなどの交通機関等もセットになっているプランに申し込みを行った場合、そのプランの費用の35%が支援され、15%の地域共通クーポンを受け取ることができます。
プラン外で交通機関に乗るなどして別途必要となった費用はキャンペーン対象外なので注意してください。また、性風俗関連特殊営業を含む宿泊施設も対象外です。
宿泊、日帰り旅行
旅行代理店・予約サイト経由または宿泊施設に直接宿泊の申し込みを行った場合、その宿泊費用の35%が支援され,、15%の地域共通クーポンを受け取ることができます。
ただし宿泊費以外の交通機関等の費用はキャンペーン対象外です。
日帰り旅行の場合は旅行代理店・予約サイト経由で申し込みを行い「往復の交通費」と「旅行先での食事や体験等」がセットとなっているプラン等が対象となります。
勝手に日帰り観光するから往復の交通費だけを支援してほしい等は不可能です。
宿泊に準ずるもの
旅行代理店・予約サイト経由または宿泊施設に直接申し込みを行ったクルーズ船や夜行フェリー、寝台列車など宿泊に準ずるものもその費用の35%が支援され、15%の地域共通クーポンが配布されます。
ただし座席のみとみなされるものは認められません。
Go Toトラベルキャンペーンの期間はいつまで?
Go Toトラベルキャンペーンの第一弾は2020年7月22日~9月30日までとなり、第二弾が2020年10月1日~2021年1月末と予定されています。
修学旅行は2021年3月催行分までを対象とする方針です。
あくまでも予定期間とされているので、今後の予算等の状況によっては変更される可能性があります。
Go Toトラベルキャンペーンの還付申請方法
Go Toトラベルキャンペーンの還付申請方法は宿泊施設で支払いをした場合と旅行業者を通じた予約で旅行前に支払いを行った場合でそれぞれ異なります。それぞれの還付申請方法について解説していきます。
※第二弾の還付申請方法は異なる可能性があります。
宿泊施設で支払いをした場合
宿泊施設へ直接予約、また予約サイト等で予約し宿泊施設で支払いを行った場合は事務局へ申請する必要があります。
以下の書類を事務局宛に郵送またはオンラインにて提出しなければなりません。
※オンライン申請の場合は申請書、口座確認書は必要ありません。
・申請書(事務局ホームページや宿泊施設で入手できる)
・支払内訳がわかる書類(支払内訳書や領収書等)
・宿泊証明書(宿泊時に宿泊施設で入手できる)
・口座確認書
・口座番号を確認できる書類(通帳の写しやキャッシュカードの写し等)
・代表者の居住地が確認できる書類(免許証の写しやキャッシュカードの写し等)
・同行者居住地証明
還付申請書の送付先
〒105-0003
東京都港区西新橋1丁目24-14 西新橋一丁目ビル
「Go Toトラベル事務局 還付申請係」宛
旅行業者等を通じて旅行前に支払いを行った場合
旅行業者等を通じて旅行前に支払いを行った場合は旅行業者等に問い合わせを行ってください。
問い合わせ後、旅行業者等を通して還付が行われます。
第二弾Go Toキャンペーンから配布される地域共通クーポンとは
先ほども述べたように2020年10月1日から始まる第二弾Go Toキャンペーンでは旅行費用の35%を支援し、また15%の地域共通クーポンを配布するとしています。
地域共通クーポンとは何に使えるクーポンなのでしょうか。
地域共通クーポンが使える場所
地域共通クーポンはGo Toトラベル事務局の許可を受けた店舗で使用できます。
許可を受けた店舗には店舗の見えやすい場所にステッカーやポスターが貼られるほか、観光庁のGo Toトラベルキャンペーンのホームページでも対応店舗のリストの確認が可能です。
具体的には宿泊地(日帰り旅行の場合は主たる目的地)の属する都道府県及びその都道府県に隣接する都道府県の土産物店、飲食店、観光施設、アクティビティ、交通機関などで使用できます。
例えば福島県を宿泊地としている場合には、宮城県、山形県、新潟県、茨城県、栃木県、群馬県が使用出来るエリアとなります。
地域共通クーポンで購入できないもの
出典: https://www.mlit.go.jp/kankocho/
地域共通クーポンは旅行中にその土地での消費を促すことを目的としているため、行政機関等への支払いやガスや電気などの日常生活における継続的な支払いなどには使用できません。
その他にも金券などの換金性の高いものや地域共通クーポンの利用エリア内でサービスが完結できないもの等は対象外となっているので上記の表をよく確認しておきましょう。
地域共通クーポンの受取り場所
地域クーポンには紙クーポンと電子クーポンの2種類があり、旅行・宿泊商品の購入先によってどちらになるか決まります。
旅行業者から店頭で申し込みを行う場合は旅行業者から紙クーポンが引き渡されます。Webで申し込みを行う場合には宿泊施設で紙クーポンが渡されるか事務局からの電子クーポンの発行となるかの2種類があり旅行事業者によって異なります。
最後に、宿泊施設に直接申し込みを行う場合は紙クーポンが宿泊施設から引き渡されます。
紙クーポンは1枚1,000円単位で発行され、一般的な商品券と同様に支払いの際にクーポンで清算が出来ます。
一方で電子クーポンの場合には1,000円、2,000円、5,000円の3種類が用意されお店のQRコードを読み取ることで清算します。どちらもお釣りは出ない仕様となっています。
旅行サイト別地域クーポンの引き渡し場所
旅行サイトごとに地域クーポンの引き渡しのタイミングが異なります。
あなたが普段利用している旅行サイトはどのような対応となっているのか確認しておきましょう。
楽天トラベル
楽天トラベルで申し込みを行った場合には宿泊施設が紙クーポンをチェックイン時に引き渡します。
またその際に旅行者は「個人ページ」→「現在の予約」→「予約詳細」から地域共通クーポンのQRコードを宿泊施設に提示する必要があります。もしQRコードを持っていない場合でも予約番号入力等でも参照出来るとのことです。
Yahoo!トラベル
Yahoo!トラベルでは申し込みプランによって3種類に引き渡し方が分けられます。
国内宿泊(ヤフープラン)
チェックイン当日15時からマイトラベルの予約確認ページから電子クーポンの獲得サイトへのボタンが表示されるようになります。電子クーポン獲得サイトから引き渡しが行われます。
国内宿泊(JTBプラン、るるぶトラベルプラン)
2020年9月12日現在、利用方法の詳細が決まっていないようです。
ヤフーパック
チェックイン当日15時からマイトラベルの予約確認ページから電子クーポンの獲得サイトへのボタンが表示されるようになります。電子クーポン獲得サイトから引き渡しが行われます。
一休.com
一休.comは宿泊日の前日までに予約した場合にチェックイン当日15時に電子クーポンが引き渡されます。
予約完了メールまたは予約確認画面から電子クーポン受取りに必要な情報を確認できます。
ただし受取はチェックアウト当日の23:59までとなっているので注意してください。
じゃらん
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じゃらんは紙クーポンをチェックイン時に引き渡します。
「予約完了画面」→「予約内容紹介画面」から地域共通クーポン情報(QRコード)を確認し、宿泊施設に提示してください。
地域共通クーポンのよくある質問
地域共通クーポンに関して当サイトで頻繁に質問されることについてまとめてみました。
10月1日より前に予約した旅行でも受け取れる?
地域共通クーポンが配布されるのは10月1日~ですので、それ以前に予約した旅行でも10月1日~チェックインの旅行の場合問題なく受け取ることができます。
ただし、9月30日にチェックインして10月1日にチェックアウトという日をまたぐ場合には受け取ることができません。
宿泊費用に使用できる?
宿泊費用に地域共通クーポンを使用することはできません。
地域共通クーポンは土産物店、飲食店、観光施設、アクティビティ、交通機関などで使用できます。
許可を受けた店舗には店舗の見えやすい場所にステッカーやポスターが貼られるほか、観光庁のGo Toトラベルキャンペーンのホームページでも対応店舗のリストの確認が可能です。
旅行先で余った地域共通クーポンは払い戻しできる?
旅行先で余った地域共通クーポンの払い戻しは行っていません。
ぜひお土産や飲食等で使い切ってから帰宅してください。
また万が一地域共通クーポンを紛失した場合でも再発行は行っていません。
その他Go Toキャンペーン情報
Go Toトラベルキャンペーンが人気となっていますがGo Toキャンペーン事業は他にもGo To Eatキャンペーン、Go To Eventキャンペーン、Go To 商店街キャンペーンの3種類があります。
それぞれがどのようなキャンペーンなのかカンタンに見ていきましょう。
Go To Eatキャンペーン
Go To Eatキャンペーンは一部地域では9月中下旬から始めるとしていますが大半が10月から開始とする予定となっています。
期間中にオンライン飲食予約サイト経由で飲食店を訪れた方に最大1,000ポイントが付与されます。また、対象店舗で利用出来るプレミアム食事券が発行されます。
Go To Eventキャンペーン
Go To Eventキャンペーンは10月中旬以降に開始されます。
具体的な日にちは決まっていませんので今後の新型コロナウイルスの感染状況によっては変動する可能性もあります。
イベント・エンターテインメント関連のチケット購入の際にチケット会社を経由すれば2割程度の割引・クーポンが付与されます。
Go To 商店街キャンペーン
Go To 商店街キャンペーンは10月中旬以降に開始されます。こちらもGo To Eatキャンペーン、Eventキャンペーン同様に今後の感染状況によっては日にちが前後する可能性があります。
商店街のイベント開催や割引・クーポンの配布など商店街を盛り上げる様々な取り組みが予定されているようです。