お金を使わない生活の究極系「ミニマリスト」という選択肢
使うお金を少なくすれば手元に残るお金は多くなります。
至ってシンプルなことではありますが、これを実現するのはかなり難しいものです。
もしも節約生活を実践するならば、「ミニマリスト」を意識しながら進めていくことをおすすめします。
この記事では、そんなお金を使わない生活の究極系である「ミニマリスト」という選択肢について解説していきたいと思います。
ミニマリストとは
ここ数年、ミニマリストという言葉をよく耳にするようになりましたよね。
ミニマリストは、「最小の」という意味の「minimai」から派生した造語となっていて、「必要最低限の物に囲まれて暮らすライフスタイル」のことを指します。
便利な物で溢れた現代ですが、その流れとは真逆のミニマリストというライフスタイルに注目が集まっていて、実際に多くの人がそうした暮らしを実践しています。
必要最低限の物で暮らすため、必然的に新たに物を購入する機会はグンと減ります。
自然とお金を使わない生活となるため、貯蓄額も非常に大きくなります。
貯蓄額が大きくなれば、そのお金を投資に回すことで、FIRE(経済的な自立により将来的に自由な時間を過ごすライフスタイル)を実現できる可能性も高まります。
簡単にFIREの実例を挙げてみましょう。
ミニマリストなどの節約生活を行い、年収500万円のうち手取り半分で暮らします。
こうすることで手取り半分を貯蓄に回すことができるわけですが、貯蓄ではなく「投資」に回します。
年利数%であっても、10年間、15年間、20年間と長期間運用を行うことで、数千万円の資産を作ることが可能となるのです。
FIREはこのように浮いた生活費を元本として投資をしながら資産を増やしていきますが、現実的には完全なるFIRE実現はかなり難しいといえます。
しかし、半FIRE(サイドFIRE)というFIREに近いライフスタイルを実現させるのは、多くの人が考えるほど難しくはないのです。
ミニマリストはそうしたFIREのようなライフスタイルを実現する最初の手段であると考えると分かりやすいかもしれません。
ミニマリストのスタイルを実現させる手順
それでは、実際にミニマリストになるための手順を大まかに挙げていきましょう。
断捨離を行う
断捨離とは、「不要な物を手放すこと」です。
皆さんも一度自宅を改めて見まわしてみましょう。
人によっては半分以上(もしかしたら8割方)なくても困らない物かもしれません。
休日などを利用し、そうした不要な物を処分してみましょう。
「いらない物BOX」「いる物BOX」「保留BOX」の3種類を用意し、クローゼットや部屋の棚に入っているものなどを仕分けます。
保留BOXに入れた物は、数週間様子を見て、処分しても問題ないと判断できたタイミングで処分します。(必要だと判断したならばBOXから出す)
物の定位置を決める
ミニマリストを実現させるためには、不要な物を断捨離した後に必要な物の定位置を決めて、「部屋の完成形」をひとまず作ります。
こうすることで、「追加で物を購入する=不必要な物を購入すること」となるため、無駄な買い物を減らすことが可能となります。
常に家の中にある物の量が一定であるように心掛ける
ミニマリストとして生きる上でのルールを定めておきましょう。
新たな物の購入は、「今現在使っている物が古くなった(もしくは壊れた)タイミング」というルールを作ることで、常に必要な物のみで暮らすことが可能となります。
要するに、1個購入したら同じ種類の古い物を処分もしくは売却するイメージです。
常に家の中にある物の量が一定であるように心掛けることが重要です。
ミニマリストで得られるのは経済的なメリットだけではない
無駄な物の購入が大幅に減るため、確実に経済的なメリットがあるミニマリストですが、それ以外にも様々なメリットがあります。
・部屋の中の物が少ないため掃除がしやすい
・掃除する時間が少なく済み、物を探す時間や片付けの時間もほとんど必要なくなるため自由な時間が多くなる
・脳は秩序を好むため、常に整理整頓された部屋で暮らすことでストレスがそれほどかからず作業なども集中できる
・自身が必要とするものが明確になるため、生活の中で「迷うこと」が大幅に減る
このように、経済的以外のメリットも多いため、ミニマリストは幸福を掴むために有効な選択肢の1つであるといえるのです。
まとめ
今回は、お金を使わない生活の究極系である「ミニマリスト」という選択肢について解説してきました。
「なるべくお金を使わずに生きたい」と考えている人は多いはずです。
そういった願望を持っている人は、ぜひここで挙げた「ミニマリスト」というライフスタイルを検討してみてはいかがでしょうか?