おみくじを2回引くのはあり?それともなし?
みなさんは「初詣」にはいきますか?
近年ではいかない人も増えてきていますが、約60%~70%程度の人が毎年初詣に行っているといわれています。
初詣に行ったならば、参拝やお守りがメインの目的となるかと思いますが、「おみくじ」を引くのも目的である人も多いはずです。
しかし、1年を占う大事なおみくじで「凶」や「大凶」を引いてしまった場合、もう1度引きたくなりますよね。
そこで思うのが、「おみくじって2回引いても大丈夫?」という疑問です。
せっかく1年を幸福に過ごすために訪れているのに、バチが当たってしまっては元も子もありませんよね。
この記事では、そんな「おみくじを2回引くのはありなのかなしなのか」という疑問について解説していきたいと思います。
おみくじを2回引くのは「あり」
結論から先にいえば、おみくじは何回引いてもOKです。
2回、3回引いたからといってバチが当たることはありません。
ちなみに、初詣でおみくじを引く人が多いかと思いますが、それ以外の日常で神社を訪れた際におみくじを引いても構いません。
しかし、諸説ありますが気を付けなければならないのが、「有効なのは最後に引いたおみくじのみである」という点です。
例えば、中吉が出て、「大吉ががいいな」と思い何度かおみくじを引いたとします。
しかし、「小吉」、「吉」、「凶」というように何度引いても中吉以上が出ません。
この時、「まあ中吉が1回出たからいいか」と思う人もいますが、この時に有効となるのは最後に引いた「凶」ということになります。
この事実を知らなければ、1年を「凶」の運勢で過ごすことになるわけです。
実際に多くの神社では、「何回引いてもOK」とHPなどに記載しています。
それゆえに、「2回以上引かない方が良い」とは思わずに「最後に引いたおみくじが有効」ということだけ覚えておけば、それほど気にする必要はないといえるでしょう。
「凶」を引いたらどうするのがベスト?
おみくじを引いて「凶」が出た際、そのおみくじを持って帰るべきか悩む人も多いかと思います。
・そのまま自宅に持ち帰る(もしくは持ち歩く)
・神社内に結びつける
おそらくこのどちらかを選択するはずです。
実はどういった行動を取っても間違いじゃないというのが正解です。
自宅に持ち帰ったり財布などに入れて持ち歩く際には、たまにおみくじを見て自身への注意や警告として捉えるのも「あり」です。
また、「凶を持って帰るのは精神的に嫌だな」と感じるのであれば、神社内に結びつけてもOKです。
その際は、「運気の悪さを神社に置いてきた」、「凶からスタートだから後は上がっていく一方だ」とポジティブに捉えるべきです。
意外と知られていないおみくじの順番
おみくじには、「大吉」や「吉」、「凶」といった種類があることは広く知られていますが、実際に良い順番(悪い順番)まで正確に知っている人は意外と少なかったりします。
順番としては、「大吉」「吉」「中吉」「小吉」「末吉」「凶」「大凶」となります。
「そんなことは知っているよ」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこれ以外の正解もあります。
それは、神社によって順番が変わるケースがあるからです。
神社によっては、「大吉」「中吉」「小吉」「吉」「末吉」「凶」「大凶」となるので、「大吉の次の吉だ」と喜んだとしても、実際にはそれほど高い運勢ではないケースもあるのです。
正しい順番を知りたいならば、おみくじを引いた神社に直接聞くことをおすすめします。
おみくじの引き方
最後に、神社でのおみくじの引き方をいくつか説明しておきましょう。
これは「参拝の仕方」とも被りますが、まずは「手水舎」で身を清めます。
参拝を終えたら、いよいよくじを引きます。
必要な金額をおみくじの賽銭箱に納めたら、くじを実際に引きますが、その際は自身が叶えたい夢や目標などを思い浮かべながら集中して引くようにしましょう。
夢や願いは漠然としたものより、具体的なものが良いとされています。
一般的な人はここでおみくじの内容を見て一喜一憂して終わるわけですが、神様とつながるために、「おみくじに記載してある和歌を詠む」という作法があります。
さらに、一度詠み上げるだけでなく、「3回詠む」というのが昔からの風習としてあります。
「凶」の場合は人によっては神社内に結びつけるケースもありますが、それ以外のケースではいつでも見返せる所に保管をして、時折見返すと良いとされています。
まとめ
今回は、「おみくじを2回引くのはありなのかなしなのか」という疑問について解説してきました。
神社でおみくじを引いてあまり良い運勢ではなかった時、2回目を引きたくなりますよね。
良い方法だと思わない人もいますが、実際には2回以上おみくじを引いても問題はないのです。
引き直したいときは、是非もう一度チャレンジしてみましょう。