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「あなたのためを思って」と言われた際に適した返事

「あなたのためを思って」と言われた際に適した返事

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小中学生や高校生といった年代に、親から「あなたのためを思って」と言われたことがある人も多いのではないでしょうか?

また、大人になってからも、配偶者や親、上司などにそうしたことを言われるケースもありますよね。

この言葉にはいったいどのような心理が隠されているのでしょうか?

そして実際にこの言葉を言われた際には、どのような返事をするのがベストなのでしょうか?

この記事では、そんな「あなたのためを思って」と言われた際に適した返事について解説していきたいと思います。

 

「あなたのためを思って」と言う心理

実生活の中で「あなたのためを思って」と相手から言われたことがある人は多いかと思いますが、実は相手の心理はあなたのことを思っていない可能性があります。

具体的にその心理を挙げていきましょう。

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相手をコントロールしたい

例えば、「もっと勉強時間を増やした方が良いと思うよ。あなたのためを思って言ってるんだからね」と親が子どもに話をしたとしましょう。

子どものいる家庭ならばありがちなセリフですよね。

一見すると子どもの将来を心配した愛のある言葉のようにも思えますし、実際にそうした愛が含まれているのも確かですが、最も多く含まれている心理は愛ではないケースが多くなります。

「勉強を今すぐにさせたい」

こうした心理が非常に大きいといえます。

「勉強してほしい」ではなく、「勉強を今すぐにさせたい」といういわば「相手をコントロールしたい」という心理が強いのです。

 

 

自己擁護

人間誰しも自分が悪者になるのは嫌ですよね。

子どもや部下、配偶者に「こうした方が良いんじゃない?」と指摘することは、相手が嫌だと感じていることを促すことになるため、ちょっとした罪悪感を感じるものです。

「厳しい人と思われてしまうかも」

「嫌われてしまうかも」

このような不安が頭の中をよぎるわけです。

そこで、「あなたのためを思って言ってるんだからね」と付け加えます。

この言葉を発することで、「決して自分は悪くない」「私の意見ではなく一般的に考えても正しいことだ」と自分を納得させるわけです。

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相手よりも上の立場だということを示したい

親や上司といった明らかに上の立場ではない人に「あなたのためを思って」と言われたならば、それは相手があなたよりも優位に立ちたいと思っている可能性があります。


対等の立場であるはずの配偶者や友人、恋人に言われるのがこのケースに当てはまります。

この言葉を使うことでアドバイスという名目で自身の自己顕示欲を満たせるため、口癖のように使う人もいます。

 

「あなたのためを思って」と言われた際に適した返事

それでは、実際に「あなたのためを思って」と言われた際、どのような返事をすれば良いのでしょうか?

具体的に挙げていきましょう。

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感謝の言葉を言って聞き流す

「あなたのためを思って」という言葉に対して反論すると、正論を次から次へと押し付けられてしまう可能性が高まります。

それゆえに、「わかったよ。ありがとう」と相づちを打って聞き流す方が良いといえるでしょう。

この時、「わかったよ」だけだと若干相手は納得できない可能性があるため、「(アドバイスしてくれて)ありがとう」と感謝の言葉を付け加えましょう。

「ありがとう」が付くだけで、相手は「私の意見に納得してくれた」と判断するはずです。

 

ちょっと自分でも考えてみるよ

もしも聞き流すことができないほど納得がいかないのであれば、保留にする返事がベストでしょう。

その際は、「ちょっと自分でも考えてみるよ」とその場で結論を出さないようにします。

相手としても、「なんでだよ」と否定されているわけではないので、「しっかり考えてみてね」と深く追求せずに引いてくれる可能性が高まります。

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自分のことは自分で決めます

「相手のことをコントロールしたい」「上の立場であることを分からせたい」といった心理が明らかにわかるならば、受け流したり保留したりせずに「他者からの意見ではなく自身で決める」としっかりと意思表示するのも「あり」でしょう。

「アドバイスありがとう。でも自分のことは自分で決めるタイプだから」

このようにはっきりと自分自身で決める意志が強いと伝えられれば、「あなたのためを思って」と言われる回数も減っていくはずです。

 

 

まとめ

今回は、「あなたのためを思って」と言われた際に適した返事について解説してきました。

「あなたのためを思って」という言葉を発する人は、「相手をコントロールしたい」「自分は悪くない」「自分が上だと示したい」といった心理が隠されているケースが多いといえます。

そういった時には、真正面から反論するのではなくここで挙げたような返事でかわすことをおすすめします。

ただし、心からあなたの将来を心配して発している可能性もあることも忘れてはいけません。

すべてを受け流すのではなくしっかりとその発言の真意を読み取るようにしましょう。