小学生以下っていったい何歳までなの?国が定めている基準について解説します
教育現場や子ども向けの施設などでは、「小学生以下」という表現が使われることが多くあります。
日本語は曖昧な部分もあり、小学生以下と記載していても施設によって設定されている年齢が違うこともあり、混乱してしまうケースもあるようです。
ただ、当然ですが国や自治体では支障をきたさないようにきちんと定義を定めているので、その年齢を知っておくことで今後困ることが少なくなるかもしれません。
そこで今回は、小学生以下の年齢について詳しく見て行きましょう。
小学生以下の定義
「小学生以下」と言われると、小学生を含むのかどうか迷ってしまう方も多くいるようです。
「小学生以下」の定義としては、0歳から小学6年生までの子どもを指すことになっています。
つまり、日本では小学校が6~12歳までと教育制度で定められているため、0~12歳までの子どもが該当するということになります。
この定義は、国の教育機関や地方自治体が発表しているデータでも利用されているようです。
施設やサービスによって異なるケースも
一般的には、小学生以下というと12歳以下ということになります。
この境目は、12歳の誕生日ということになります。
ただ、施設やサービスによっては学年で区切られていることもあるようです。
そのため、小学生以下と記載されている場所を利用する場合には、事前に定義がどこに設定されているのか確認した方がよいでしょう。
「小学生以下」と「小学生未満」の違い
「小学生以下」と似た言葉に、「小学生未満」があります。
「以下」と「未満」はどちらも一定数よりも少ないことを指す言葉なので、その違いが分かりづらいという方もいるでしょう。
そこでここからは、「小学生以下」と「小学生未満」の違いを見ていきましょう。
小学生未満は0~5歳を指す
「以下」は基準となっている数を含みますが、「未満」は基準の数値を含まないという意味合いがあります。
そのため、「小学生以下」は小学生を含む0~12歳が対象ですが、「小学生未満」は0~5歳が該当します。
この場合も、施設によって誕生日を迎えたタイミングで分けるのか、小学校に入学しているかどうかで区分するのかは異なります。
学年で区分する場合は、0~1歳未満の乳児、1~小学校入学までの幼児が対象となります。
「以下」と「未満」の使い分け
「以下」と「未満」は、相手に対してメリットを伝えるのか、それともデメリットを伝えるのかによって用いられることもあります。
例えば、0~12歳は入場料が無料になるというメリットを伝える場合には、「小学生以下」を使います。
それに対して、0~5歳はプールに入ることを禁止しているというデメリットを伝えるケースでは、「小学生未満」が最適でしょう。
「小学生以上」とは?
先ほどお伝えしたように、「以下」は基準とした数値を含む表現です。
同じように、「以上」も基準となる数値が含まれた意味となります。
そのため、小学生以上と記載されている場合には、小学校に在籍する1~6年生は該当することになります。
小学生以下の英語表現
先ほど、日本語の意味を解説して「小学生以下」が0~12歳を指す言葉だとお伝えしました。
では、英語で表現しようと思ったら、どのような言葉を伝えればいいのでしょうか?
小学生「以下」を伝える英語
小学生以下を表現するためによく使われる英語は、以下の通りです。
“elementary school age and under”
“Below elementary school age”
この表現を使えば、小学校に通っている子どもすべてが含まれることを伝えることができます。
もしも年齢によって区分するのであれば、以下の表現が適切でしょう。
”12 years old and under”
“up to 12 years old”
小学生「未満」を伝える英語
小学生未満を表現する際は、“under”を使います。表現としては、以下の通りです。
”under elementary school age”
“under 6 years old”
このようにすれば、小学生を含まないという伝え方をすることができます。
似たような年齢区分の表現
「小学生以下」といった表現以外にも、子どもを指す区分はたくさんあるため、分かりづらいと感じている方もいるのではないでしょうか?
そこでここからは、よくある似たような年齢区分の表現についてご紹介します。
乳幼児
乳児とは0~1歳未満、幼児は1~5歳の子どもを指す言葉です。
そのため、乳幼児と言えば0~5歳までの小学校に入学していない子どもが該当するということになります。
未就学児
未就学児とは0歳~6歳の小学校入学前までの子供のことを指す言葉です。
年長・年中・年少
保育園や幼稚園、認可子ども園では、子どもたちの年齢に応じて、「年少」「年中」「年長」というクラスに分けられています。具体的な年齢分けは以下の通りです。
・年少: 4月2日時点で3歳の子どもたち
・年中: 4月2日時点で4歳の子どもたち
・年長: 4月2日時点で5歳の子どもたち
児童
児童とは、学校教育法では、満6歳に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから、満12歳に達した日の属する学年の終わりまでの子供のことを指す言葉です。
法律によって対象となる範囲が異なるため、注意が必要です。
大人・小人
大人・小人と分類する際には、一般的に大人が12歳以上(小学生は小人)、小人が6~12歳(小学生)となっています。
この場合、学年で区分するケースもありますし、施設やサービスにより年齢設定も違うことがあります。
大人・中人・小人
大人・中人・小人と、より詳しく3つに区分するケースもあります。
この場合、大人は18歳以上、中人は12~17歳(中高生)になっています。
小人については、小学生のみになっていることもあれば、未就学児を含む場合もあるので、施設やサービスの決まりをチェックしておきましょう。
まとめ
小学生以下という言葉はよく使われますが、この場合には何歳までが対象となるのか迷ってしまうこともあるでしょう。
小学生以下と言われた場合には、小学生を含む0~12歳を指すのが一般的です。
ただ、場合によっては異なる設定になっていることもありますし、学年で区別するケースもあります。
施設やサービスを利用する場合には、事前に確認しておいた方がよいでしょう。
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