メンヘラって何?どんな特徴があるの?メンヘラの治し方と対処方法をご紹介します!
日常生活の中でもSNSでも、「メンヘラ」という言葉を聞くことがありますよね。
何となく使っている方は多くいると思いますが、実際にはどのような意味なのか理解していない方も多いでしょう。
そこで今回は、メンヘラの特徴について詳しくご紹介していきます。
また、現在自分がメンヘラだと思って悩んでいる方や、家族や友達・恋人がメンヘラでどのように接したらいいか分からないという方向けに、メンヘラの治し方と対処方法についても見ていきましょう。
メンヘラとは一体どういう意味?
メンヘラとは、「メンタルヘルス」を略した言葉です。
つまり、心に何かしらの問題を抱えている人という意味で使われることが多いです。
元々ある言葉ではなく、2010年頃にSNSの中で生まれたと言われています。
本来、精神的な病気を抱えている方を意味して使われていましたが、最近は精神的に不安定な方や心に闇を抱えた人のことも指す言葉と変わってきています。
メンヘラの特徴
メンヘラは広い意味で使われていますが、一定の特徴があります。
そこでここからは、メンヘラの特徴について詳しくご紹介していきましょう。
- 感情の起伏が激しい
- 感情に任せて行動する
- ネガティブな発言が多い
- 自分に自信が持てない
- 寂しがり屋で1人で過ごすのが苦手
- 何かに依存する傾向がある
- 相手を試すような発言が多い
感情の起伏が激しい
メンヘラの人は自分で感情を抑えることが難しく、常に激しい起伏を抱えています。
誰でも何かしらの出来事によって喜怒哀楽の感情が変わることはあるでしょう。
しかし、メンヘラはその動きの幅も大きい上に、ちょっとした出来事で感情が変動します。
1日の中でさまざまな感情を抱えているため、周囲から見れば情緒不安定に映ることもあるでしょう。
感情に任せて行動する
先ほどお伝えしたように、メンヘラは感情をコントロールすることが苦手です。
そのため、自分の感情に従って突発的な行動を行ってしまうことが多いです。
例えば、楽しく会話をしていたのに急に怒りだしたり、音信不通になるということもあります。
周囲から見れば脈絡のない行動に見えるので、振り回されてしまうことも多いようです。
ネガティブな発言が多い
メンヘラの人は、基本的にネガティブな発言を多くします。
大半の出来事をポジティブに捉えることができないので、精神的に苦しくなってしまっているのです。
特に人間関係の中でネガティブな感情に陥ることが多く、ちょっとした出来事で「もしかしたら嫌われてしまったのかもしれない」「他の人と浮気しているのかも」など、悲しい想像が働くことが多くあります。
自分に自信が持てない
メンヘラはネガティブな発想をすることが多いため、自分に自信がない人が大半です。
どれだけ周囲から評価されたとしても、「自分には価値がない」「だれにも必要とされていない」と考えてしまうことがあります。
このような心理から、周囲の人間関係で悩むことも多いです。
寂しがり屋で1人で過ごすのが苦手
メンヘラの多くは、寂しがり屋で1人で過ごすのが苦手です。
常に愛情に飢えている状態で、だれかと一緒にいることを好む傾向があります。
これは、自分に自信がないことが原因となっています。
周囲の人からすれば、最初は可愛く見えることもあるでしょう。
しかし、メンヘラの寂しがり屋は度を越していることがあり、会えない時間が続くと不満をぶちまけてしまうこともあります。
そのため、だんだん周りの人もストレスを感じることもあります。
何かに依存する傾向がある
メンヘラの人は、依存体質であることが多いです。
特に恋人に対しての執着が強いケースは多々あり、好きな人とは一心同体になることを好むこともあります。
これは常に相手が離れていってしまう不安があるからだと考えられます。そのため、常に一緒にいることを望んだり、相手の行動をすべて把握しようとすることもあります。
また、依存するのは人だけではありません。
物に依存することもあり、アルコールや薬物に溺れてしまうこともあるようです。
相手を試すような発言が多い
メンヘラは自信がなくて寂しがり屋なので、相手の愛情を常に受けていたいと考える方が多いです。
そのため、相手が自分のことを本当に好きかどうかを試す行動をとることも多々あります。
例えば、「死にたい」「もう別れる」という発言をする時には、不安な気持ちが強くなっているということです。
相手がどのような行動をするかによって、愛情を図っているのです。
メンヘラを治す方法
メンヘラになってしまう原因は、幼少期の環境や親からの愛情不足であることが大半です。
そのため、すぐに改善することはなかなか難しいでしょう。
しかし、根気強く継続して対策を行っていくことによって、メンヘラを改善することも可能です。
メンヘラで生きづらいと感じている方は、ぜひ以下の方法を試してみてくださいね。
- 自分がメンヘラであることを受け入れる
- 自分に自信をつける
- ちょっとしたことでも自分を褒める
- 物事が起こった時に一度考える癖をつける
- 継続できる運動を行う
- 生活習慣を整える
- 没頭できる趣味を見つける
- 相手の気持ちを考えて行動する
自分がメンヘラであることを受け入れる
現在の状態を改善するためには、今自分がメンヘラであることを受け入れることが重要です。
中には「私はそこまでひどいメンヘラではない」と考えている方もいると思いますが、このように考えているままでは何を行ってもなかなか効果を感じることはできません。
そのため、まずは自分がメンヘラであることを受け入れる努力をしてみましょう。
自分に自信をつける
メンヘラが情緒不安定な行動を行ってしまうのは、自分に自信がないからです。
自信がないから、周囲から褒められたり認められたりしていなければ、不安になってしまうのです。
ただ、自信をつけるのはそんなに簡単ではありません。
そのため、自分のことを知ることから始めましょう。
まずは自分を見つめ直して、長所と短所を紙に書き出してみます。客観的に見てみると、案外自分にもいいところがあることが分かります。
その上、短所は長所と表裏一体なので、プラスにならないか考えてみるといいでしょう。
自分で行うのが難しいという方は、適正テストや心理テストを活用するのもおすすめです。
ちょっとしたことでも自分を褒める
メンヘラを改善するためには、自信をつけることが重要です。
ただ、自信はすぐに持てるものではありません。
そのため、普段からちょっとしたことでも自分のことを褒める癖をつけるようにしましょう。
例えば、「今日も時間通りに会社に出勤できた」「自分のためにコーヒーを煎れた」「誰かのために行動ができた」などです。
些細なことでも構わないので、自分を褒める癖をつけるようにしましょう。
それを繰り返すことによって、少しずつ自分の中に自信を積み上げることができます。
物事が起こった時に一度考える癖をつける
メンヘラは、何か物事が起こった時にネガティブに捉えてしまう傾向があります。
しかし、同じ物事が起こったとしても、プラスに捉える方もいるでしょう。
つまり、起きたこと自体が悪いことではなく、自分がネガティブに捉えているだけという風に考えることができます。
そのため、日常生活で何か物事が起こった時には、一度冷静に考える癖をつけることが重要です。
例えば、朝家を出ようとした時に靴の紐が切れてしまったら、悲しい気持ちになってしまうかもしれません。
そのような時には、「悲しいけど、外に出て切れてしまうよりもよかったかもしれない」という風に、少しだけプラスに考えるように意識してみるのです。
これを繰り返すことによって、ネガティブな思考を少しずつ変えることができます。
継続できる運動を行う
心と体はつながっています。
そのため、身体を動かさずにじっとしていると、だんだんネガティブに考えるようになってしまう傾向があります。
メンヘラを治したいのであれば、日頃から運動を行う習慣をつけることが大切です。
激しい運動をしなくても、少し散歩をしたりストレッチを行うだけでも効果が期待できます。
毎日何時間も運動しようと思うと、継続できなくなって自信を喪失することにつながってしまうので、ちょっとしたことを自分のペースで続けるようにするといいでしょう。
生活習慣を整える
夜遅くまで起きていたり、栄養バランスの悪い食事をとっていると、ホルモンバランスが乱れやすくなって感情を制御することが難しくなります。
メンヘラは心の問題のように見えますが、実は体が不健康なことが原因になっていることもあるのです。
そのため、メンヘラを脱却するためには生活習慣の改善が必須となります。
いきなり大きく変えるのは難しいと思うので、少しだけ食事に野菜をつけるようにしたり、寝る時間を30分早めるなどの変化から始めてみるといいでしょう。
没頭できる趣味を見つける
メンヘラの人は、周囲の人や物に依存する傾向があります。
しかし、依存度が高くなればなるほど、通常の日常生活が送れなくなってしまうリスクがあるのです。
そのため、時間を忘れて没頭することができる趣味を作ることも有効となります。
自然とポジティブな気持ちになれる時間や、嫌なことを忘れられる趣味を持っておくことによって、ネガティブなことを考える時間を減らすことが可能となります。
相手の気持ちを考えて行動する
ある程度自分に自信を持って行動することができるようになったら、次は相手のことを考えて行動を選択することが重要です。
メンヘラが周囲の人とのトラブルを抱えやすいのは、その時の感情に従って突発的な行動をとってしまうことが原因です。
何か行動を起こす前に、「これをしたら相手はどう思うかな」と考えることによって、周囲との人間関係を今よりも良好にすることができるでしょう。
トラブルが減れば、感じるストレスも減らすことができるので、格段に生きやすくなります。
メンヘラの恋人に対する接し方
恋人がメンヘラだと、その人の言動に振り回されてどうしたらいいか分からないと感じている方もいるでしょう。
そのような方向けに、ここからはメンヘラの恋人に対する接し方をご紹介していきます。
- 普段から愛情を言葉と行動で示す
- 相手のことを否定しない
- 些細なことでも感謝を伝える
- 相手に合わせすぎない
普段から愛情を言葉と行動で示す
メンヘラは自己肯定感が低く、常に愛に飢えている状態です。
そのため、相手からの愛情が感じられなくなってしまうと、不安になって情緒不安定な行動をとってしまうのです。
メンヘラの不安を解消するためには、普段からこまめに愛情表現を行うことが大切です。
日本人の方は愛情を表現するのが恥ずかしいと感じることもあるかもしれませんが、しっかりと言葉や行動で示さなければ相手に自分の気持ちは伝わりません。
こまめにコミュニケーションをとることで、相手の気持ちも徐々に安定してくるでしょう。
相手のことを否定しない
メンヘラな人は、どのような物事もネガティブな方向へ捉える傾向があります。
そのため、相手が落ち込んでいる時には、しっかりと話を聞くことが大切です。
相手ときちんと向き合って会話をすることで、精神的にも安定するでしょう。
また、話を聞く時には相手のことを否定しないことも重要です。
些細なことでも感謝を伝える
メンヘラの多くは、自分に自信がありません。
そのため、なかなか自分で自分のことを認めることができないのです。
そんなメンヘラの人に自信を持ってもらうためにも、些細なことでも感謝の気持ちを伝えるようにするといいでしょう。
最初はなかなか受け取ってもらえないこともあると思いますが、継続して伝えることで徐々に自信が持てるようになります。
相手に合わせすぎない
メンヘラはその時の感情に従って突発的な行動をすることが多いです。
そのような言動に振り回されることが大変だと思いつつも、相手に合わせてしまっている方もいるでしょう。
しかし、そのような状態が続いていると、共依存になってなかなか抜けられなくなる可能性があります。
そのため、「できないことはできない」「嫌なことは嫌」ときちんと伝えることが大切です。
ただ、その時にはできるだけ感情的にならずに、冷静に伝えるようにしましょう。
お互いに心地よい環境を作り出すためにも、相手にあわせるポイントは考えておく必要があります。
まとめ
いかがでしたか?
メンヘラは、精神的なトラブルを抱えている方を指す言葉です。
メンヘラだと物事をネガティブに捉えてしまいがちで、周囲とのトラブルを抱えることも多いので、生きづらさを感じることもあります。
その上、周囲の方も振り回されてしまって、困惑することもでてきます。
ただ、メンヘラはただの特性なので、自分の普段の行動次第で変えることができます。
ちょっとしたことでも続けていくだけで変わるので、ぜひ試してみてくださいね。