バイセクシャルになってしまう原因は何?自信を持って生きる方法
バイセクシャルは、「男性」と「女性」の2つの性が恋愛対象になる方のことを指します。
近年はこのようなセクシャリティも徐々に認められるようになってきていますが、以前は異性のことを好きになること以外は認めないという考え方を持つ方も多くいました。
そのため、バイセクシャルであることに対して、厳しい意見をいう方もいます。
また、どうして自分がバイセクシャルになってしまったのか、もしくは自分の子どもがバイセクシャルになったのは自分が原因ではないかと思う親御さんもいるようです。
そこで今回は、バイセクシャルになってしまう原因について見ていきましょう。
バイセクシャルになってしまう原因
では、バイセクシャルになるのは何かしらの原因があるのでしょうか?
具体的に見ていきましょう。
遺伝的なもの
昔から、バイセクシャルになってしまうのは遺伝が原因だと言われていました。
実際に現在行われている研究の中には、遺伝子の発現を制御するエピマークが胎児の性を制御する際に影響して、同性愛などになるということが発表されています。
しかし、まだ研究は進んでおらず、実際にどのようなことが原因なのか分かってはいません。
自分の選択
近年、さまざまなセクシュアリティが認められるようになりました。
その中では、セクシュアリティは自分の意志で選択した結果だと言われています。
つまり、自分の中で湧き上がってくる感情に従った結果、男性も女性も好きになる方のことをバイセクシャルと呼ぶということになります。
セクシュアリティは元々本人が持っている可能性もありますが、後天的に感じてセクシュアリティが変わることもあります。
その時の感情に従って、自分がセクシュアリティを選ぶことが重要です。
バイセクシャルの方が自信を持って生きる方法
さまざまなセクシュアリティが認められるようになったとはいっても、まだまだセクシャル・マイノリティの方に対する偏見は残っています。
そのため、自分はなぜバイセクシャルになってしまったのかと、不安に感じる方もいるのではないでしょうか?
そこでここからは、バイセクシャルの方が自信を持って生きるための方法について見ていきましょう。
信頼している人にカミングアウトしてみる
バイセクシャルの方の中には、誰にも話せずに自分の心の中に秘めているという方もいるでしょう。
しかし、自分の大切な考え方を隠して生きるのは、心がつらいと感じてしまうこともあります。
そのような場合、自分が信頼している方にカミングアウトしてみるというのも1つの方法です。
理解してもらえないかもしれない、認めてもらえないかもしれないと心配していても、案外打ち明けると話を聞いてもらえることもあるようです。
大切な隠し事を話すことによって、自分の心も楽になりますし、自分がバイセクシャルだということを認められるきっかけになることもあるようです。
同じような人と知り合う
自分がバイセクシャルだと悩んでいる方の中には、周りに同じようなセクシュアリティを持つ方や、LGBTQ+の方がいないと感じているかもしれません。
しかし、知らないだけで案外周りにいるケースもあります。
そのため、同じように自分のことをバイセクシャルだと自認している方を探して会ってみることによって、安心感を感じることもあるでしょう。
そのような方の生き方を見ることで、「自分がバイセクシャルでも堂々と生きていいのだ」と自信を持てることもあるようです。
何か悩んでいることがある場合、まずは同じセクシュアリティの方に相談してみることをおすすめします。
どんな性を好きになってもいいと認める
元々、日本にはさまざまなセクシュアリティを持つ方に対して偏見がありました。
そのため、自分がバイセクシャルだと認知していながらも、そんな自分のことを自分で認められていないという方もいます。
そのため、まずは自分がどんな性を好きになってもいいということをしっかり自覚することが重要です。
恋愛は自分の選択です。
誰が反対したとしても、自分が好きになる気持ちを止めることはできません。
自分の気持ちに素直になって、どんな性を好きになってもいいと考え、そんな自分のことを好きになるように工夫してみるといいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
バイセクシャルになるのは、遺伝が原因だという研究もあります。
一方では、セクシュアリティは自分で選んでもいいと言われています。
しかし、まだまだ認知度が低く、日本での理解は進んでいないので、カミングアウトしづらいと感じている方もいるようです。
ただ、セクシュアリティは自分の気持ちに従って素直に行動することが重要です。
自分で自分のセクシュアリティを認めて、まずは自分を愛すること、自分のセクシュアリティを認めることを意識するようにしましょう。